どうも、零士です。
スマートフォンで電話をすると、固定電話などに比べて通話料金が高くなってしまいがちですね。
特に長電話などが多い方や、電話回数が多い方は通話料金の高さにびっくりしたなんて経験がある方も多いと思います。
最近ではオプションで「5分以内の通話し放題」なんかのかけ放題プランなんかも登場しています。こういったプランはよく電話を掛ける方にはすごく便利なオプションですね。
しかし、普段はラインの無料通話などを使っているので電話はそんなには使わないけど、たまにかける必要があるなんて方も多いと思います。
そんな方だとオプション料金を払ってまでかけ放題に入るメリットは非常に低いです。メリットどころか逆に高くなってしまう恐れがあります。
しかし、通常で電話を掛けると通話料が高い…なんて方にお勧めしたいのが「通話アプリ」と呼ばれるアプリです。
今回はそんな通話アプリの特徴についてまとめてみました。
通話アプリってなに?
通話アプリとはアプリを使用する事により、通常の電話回線とは異なる方式によって通話が可能となるアプリです。回線交換方式によるものと、IP電話方式の物があります。さらにIP電話方式の中でも複数のタイプがあります。
回線交換方式
楽天でんわ、G-Callなどの方式で、固定電話や普通の携帯にかける事ができます。
IP電話(050番号)
050 plus、LaLa Callなどの方式で、固定電話や普通の携帯にかける事が出来ます。
IP電話(050番号以外)
LINE Out、Viber Out、SKype Outなどの方式で固定電話や普通の携帯にかける事が出来ます。IP電話(050番号)とは違い、独自のサービスにより固定電話などに掛ける事ができるようになります。
IP電話
同じアプリ間のみで使用可能な電話で、LINEや、カカオトークなどがこれに当たります。
上記の様に通話アプリと一口にいっても様々なタイプがあり、アプリにより料金やサービス内容が異なります。
続いてアプリの詳細について記載します。
回線交換方式による通話アプリ
こちらは電話を掛ける際に、自分の番号の頭に特定の番号を付加する事により、独自の電話網を経由させて、通話させるアプリです。
自分の携帯番号で電話を掛ける事が可能です。
メリット
・相手に自分の携帯電話番号が通知される(頭に付加される番号は非通知)
・電話回線を使用しているので通話品質がいい
・月額料金が無料
デメリット
・電話回線を使うため、データ専用SIMでは使えない
・他アプリと比べると通話料金は高め
楽天でんわ
楽天電話は回線交換方式の通話アプリです。楽天電話の特徴を見ていきましょう。
月額料金:無料
国内通話料金:10円/30秒
メリット
・電話回線を利用しているので高品質の通話が可能
・他の携帯や固定電話などに自分の携帯番号を通知できる
・利用料に応じ楽天スーパーポイントが貯まる(100円に付き1P)
デメリット
特になし
G-Call
月額料金:無料
国内通話料金:10円/30秒
メリット
・国際回線を利用しているので国内・国際電話共に通話料が非課税
・国際電話の場合、6秒区切り
デメリット
・固定電話に番号通知ができない
IP電話(050電話番号)
IP電話で、普通の携帯電話や、固定電話にもかけられるように割り当てた電話番号で、050から始まる電話番号になります。
050番号は誰でも取得できるわけではなく、通話品質などの基準を満たした事業者だけが取得できるので、安心して利用する事ができます。
メリット
・通話料が安い
・自分の電話番号とはまた別の電話番号なので使い分けが可能
・同じアプリ同士は通話無料
・留守番電話機能
・番号通知・非通知の選択が可能
・データ専用SIMでも利用可能
デメリット
・アプリによっては月額料金がかかる
・自分の番号ではないため、不審に思われる可能性がある
・通話品質が電話回線の場合と比べ、悪い場合もある
050plus
050plusはNTTコミュニケーションズが運営する通話アプリです。
050から始まるIP電話番号がもらえます。
月額料金:300円(税抜き)
※OCNモバイルONE音声対応SIM、データSIM契約者は半額
国内通話料金:17.28円/1分
固定電話:8.64円/3分
メリット
・050番号が選べる
・050plus同士なら24時間通話無料
・留守番電話がメールで届く
デメリット
・月額費用がかかる
SMARTalk
楽天でんわのインフラや開発を行っている楽天のグループ会社である楽天コミュニケーションズが運営する通話アプリです。
※こちらは楽天でんわと違い楽天ポイントは貯まりませんのでご注意ください。
月額料金:無料
国内通話料金:一律8円/30秒
メリット
・月額料金が無料
・通話料金が安い
・同じアプリ間は通話料無料
・留守番電話が無料
デメリット
・特になし
LaLa Call
月額料金:100円(税抜き)
※mineo(マイネオ)・eo光契約者の家族なら毎月100円分の無料通話付き(最大4人まで)
国内通話料金
携帯電話:8円/30秒
固定電話:8円/3分
メリット
・固定電話への通話料金が安い
・留守番電話が無料
・同じアプリ間は通話料無料
デメリット
・月額費用がかかる
IP電話(050電話番号以外)
「LINE」や「Skype」といったアプリに代表される通話アプリです。これらのアプリは同じアプリ間であればIP電話を使用した「無料通話」が可能となっています。
また、普通の携帯電話や固定電話に電話をしたいときに利用できるサービスがあります。このサービスは有料ですが、通話料は非常に安いのが特徴です。
LINE Out
言わずと知れたLINEのサービスの一つ。
広告を見る事によりLINE利用者以外への無料通話も可能となります。
月額料金:無料
国内通話料金
コールクレジット(使う分だけ事前にチャージ)
携帯電話:14円/1分
固定電話:3円/1分
30日プラン(購入日から30日間、決められた時間内の通話が可能)
固定電話:2円/1分(最大通話時間60分)
固定電話・携帯電話:6円/1分(最大通話時間120分)
メリット
・月額料金が無料
・広告を見る事により一定回数の国内外への無料通話が可能
・同じアプリ間であればいつでも無料通話が可能
デメリット
・料金形態が少々複雑
・30日プランの場合、使い切らないと割高になる可能性がある
Skype Out
こちらも言わずと知れたSkypeが提供するサービスの一つで、世界中の固定電話や携帯電話に掛ける事ができます。国や地域、通話オプションにより通話料が変わります。
国内通話料金(Skypeクレジット利用時)
固定電話:2円/1分(通話1回につき接続料金5円が加算されます)
携帯電話:12円/1分(通話1回につき接続料金10円が加算されます)
国内通話料金:(月額制)
携帯と固定電話100分間通話付:月額475円
携帯と固定電話300分間通話付:月額850円
固定電話のみ無制限通話:月額475円
まとめ
一口に無料通話と言っても様々なアプリがあり、それぞれに特徴があります。また月額料金が無料のものから有料のものなど、いろいろと違いがあります。
重要なのは自分の通話状況を把握し、もっとも適切なプランを選ぶ事です。
例えば、通話はほぼLINEの無料通話だけで、通常の電話は使わないという方はLINEだけで十分でしょう。
しかし、ビジネス用として、通常の固定電話やLINE以外の携帯電話にかける事が多いと言う方は通話アプリが必須と言えます。
その中で自分にあった通話アプリを選択するようにしましょう。また相手がLINEを入れてなくても、広告を見る事で固定電話や携帯電話などに無料でかける事ができる「LINE Outフリー」もお得ですのでおすすめです。
ただし、携帯電話は1分、固定電話は3分で自動で切断されてしまいますので、短い連絡をする場合などに向いてます。
各通話アプリをの特長を知り、最適な通話アプリを利用しましょう。
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