どうも、零士です。
スーパーやコンビニなどで買い物をすると袋に商品を入れてもらう事も多いと思います。
いわゆるレジ袋と呼ばれている袋ですね。
このレジ袋はさまざまなお店などでもらう機会が多いと思いますが、おそらくほとんどの方が買い物の際などにもらえるこのレジ袋にお金を払った事がないでしょう。
大多数の方がレジ袋はサービスの一つであり、もらえるのはごく普通の事だと思っている方も多いかと思います。
しかし、今まで無料でもらえていたこのレジ袋が有料化されるというのです!
これは日常の買い物などにおいて非常に重要な問題です。そこで今回は何故、今になってレジ袋が有料化になったのかについて記事にしていきたいと思います。
何故、レジ袋が有料化されるのか?
「今までずっと無料だったのに今になって何故突然有料化になるの?」と疑問に感じる方も多くいらっしゃると思います。このレジ袋の有料化ですが、レジ袋を提供している店舗などが決めたことではなく、政府の指導による義務化なのです。
政府が有料化を義務付ける理由は、ズバリ「プラスチックゴミの削減」が大きな目的です。有料化することにより、レジ袋の減少を見込んでいるのです。
レジ袋が有料化となれば、袋にお金をかけたくない人はマイバックを使用するでしょう。そういった方が増えれば、結果的にレジ袋の減少につながります。
今世界では、プラスチックゴミによる海洋汚染の問題が大きく取り上げられています。
レジ袋以外にもさまざまなプラスチック商品がありますが、そういったもの全てが海洋汚染の原因となり得ます。記憶に新しいのは「スターバックス」や「マクドナルド」など企業のプラスチックストローの廃止ではないでしょうか。
プラスチック製品による海洋汚染の現状
プラスチックはストローだけではなく、レジ袋や容器など様々な製品に利用されており、これらはリサイクルされているものもあるが、ストローやレジ袋などはリサイクルしづらく、使い捨てのゴミとなってしまう。ゴミとなってしまったプラスチックゴミは年間800万トンほど海に流出しているといいます。
海に流出したプラスチックは塩分や紫外線などで細かい欠片(マイクロプラスチック)となり、これを魚たちがえさと勘違いし、間違えて食べてしまう事も多いという。さらにこれらを食べてしまった魚などを人が食べることによる健康被害が懸念されているのです。
いつからレジ袋は有料化されるのか?
当初は2020年4月1日の実施を目指していると発表がありましたが、「容器包装リサイクル法」の改正が間に合わないという事で、2020年7月に延期されました。
今のところは2020年7月から実施予定となっています。
有料化の対象店舗は?販売額は?
業種や規模にかかわらず全国すべての小売店が対象となり、レジ袋の価格やその売り上げの使い道については、事業者自らが決めることができるとなっています。
ただし、植物を原料にしたバイオマスプラスチックを25%以上配合した袋や海の中で分解される成分でできたプラスチック袋、厚さが0.05ミリ以上の繰り返し使う事ができる袋は有料化の義務化対象外となっています。
また、「ロール袋」と呼ばれる、魚や肉などをいれる薄く小さい袋は、衛生面の観点から対象外となる見込みです。
まとめ
・海洋汚染の拡大を防ぐためにレジ袋は有料化が義務化される
・有料化の時期は2020年7月実施予定
・すべての小売店が対象、販売額は店舗によって異なる
この制度が実施されれば確実にレジ袋は減少し、海のゴミも減ることになるでしょう。制度の実施を機に、大勢のかたにエコを意識してもらえることに期待したいですね。
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