どうも、零士です。
最近は寒さも和らいできて、過ごしやすい気候になってきましたね。日によっては春並みの気温になるなど春の訪れを感じさせます。
しかし、暖かくなるという事は例のアレが飛んでくる時期でもあります。
アレのせいで毎年憂鬱になる人も多いことでしょう。
そうです。花粉です!
私も何を隠そう、花粉症の持ち主です。不幸中の幸いと言いますか、そこまで重症ではないのですがくしゃみは連発する、鼻水がでる、目がかゆいなどの症状はでます。
一口に花粉症といっても、原因となる花粉はさまざまな種類のものがありますが、とりわけ多い花粉症の原因と言えばスギ花粉ですね。
日本ではおよそ2500万人がスギ花粉症を患っていると言われています。
スギ花粉の飛散量は地域や気温などにも左右されますが、関東地方であれば2月~4月がピークです。そのためこの時期に花粉症の症状が出る方が急増します。
本当に重症な方は「花粉なんて世の中からなくなれ」なんて考えた事がある方もいることでしょう・・・
今回はそんな厄介な花粉症についてまとめてみました。
なんで花粉症になるの?
そもそも花粉症とはどういったメカニズムでなるのでしょうか。
花粉症は、体内に花粉(アレルゲン)が入ってきたときに起こる免疫反応です。
体の免疫機能が花粉を異物と認識し、体外に排出しようとするため風邪によく似た症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、目の充血等)を引き起こします。
これが花粉症が起こるメカニズムです。
花粉症ナビー協和発酵キリンより引用
花粉症になりやすい人とそうでない人の差は?
花粉症は発症している人としてない人がいます。その違いは何ででしょうか。
花粉症は誰でも発症する可能性がありますが、発症するかどうかは個人差があり、ある一定の許容量を超えた場合に発症します。
この許容量はよくバケツに例えられます。人には花粉に耐えられるバケツがあり、そのバケツが溢れた時に花粉症になると言われてます。
花粉症になる原因としては以下の要因が影響していると言われています。
1.アレルギー体質
花粉症は一種のアレルギー反応ですので遺伝的にアレルギー体質である場合、発症しやすいと言われています。
2.食生活の変化
食生活の変化による影響もあると考えられています。その理由として同じ地域に住んでいるお年寄りの方は発症率が低いのに対し、若年層の方には高い傾向がみられるからです。
当時の時代に比べ現在の食生活は大分変化しています。それがアレルギー体質になりやすさに影響しているとみられています。
3.睡眠不足・不規則な生活・ストレス
睡眠不足や不規則な生活、ストレスの影響もあると考えられています。
4.地域による差
そして地域による差の影響もあります。花粉症は田舎と都市部に住む方を比較すると圧倒的に都市部に住む方の方が発症率が高いです。スギ花粉自体の飛散量は田舎の方が多いのに何故なのでしょうか。
その理由として排気ガスとアスファルトの多さが挙げられます。
排気ガスに含まれる微粒子と一緒に花粉を吸いこんでしまう事によりアレルギー反応が出やすくなると言われています。
またアスファルトが多い事による花粉の再飛散が影響しています。花粉が落ちた場所が土であった場合花粉は吸収され、再び舞い上がりにくくなります。
しかしアルファルトであった場合吸収されず、風などにより再飛散しやすくなります。
これらの要因により、なりやすい人となりにくい人の差がでてきます。
花粉の種類とピークの時期は?
花粉症の原因となる花粉は約60種類も報告されていますが、これらは農家の方などが受粉作業を行うときにかかる例も入れています。
実際に花粉症の原因となる花粉は主に以下のものがあげられます。(地域により多少花粉の種類とピークの時期に違いがありますがここでは関東エリアを対象)
花 粉 名 | 飛散時期 | ピークの時期 |
ハンノキ属(カバノキ科) | 1月~5月 | 3月~4月 |
スギ | ほぼ1年中 | 2月~4月 |
ヒノキ科 | 1月~7月 | 3月~4月 |
イネ科 | ほぼ1年中 | 5月~6月 |
ブタクサ属(キク科) | 7月~12月 | 8月~9月 |
ヨモギ属(キク科) | 7月~12月 | 9月 |
カナムグラ(アサ科) | 8月~11月 | 9月~10月 |
自分でできる花粉症対策とは?
花粉症の症状を軽くするにはできるだけ体内に花粉が入らない様にする工夫が必要になります。
・外出を控えめにする
最近はテレビやインターネットでも花粉情報を入手できます。花粉の飛散量が多い日の外出を控えることにより花粉を取り込む事を減らせます。特に1日のうち最も飛散量の多い時間帯(午後1時~午後3時頃)は要注意です。
・花粉を取り込みずらい服装を心掛ける
花粉は外出時などに息を吸った時に体内に侵入しますが、衣服や髪についた花粉を家に持ち帰る事により、部屋の中でも侵入する事もあります。
そのためマスクの他にもメガネ(花粉症対策用)、帽子、マフラーなどをしっかりとしましょう。
・帰宅時に衣服についた花粉を払い落とす
衣服や髪についた花粉を家に入る前に玄関でしっかりと払い落としましょう。花粉をしっかりと払う事により部屋内に花粉を持ち込まないことが重要です。
・帰宅後に洗顔やうがいをする
体についた花粉をしっかりと洗い流しましょう。これにより体内に入る花粉を減らすことができます。
・ドア・窓を閉める
窓やドアを開けていると花粉が部屋に侵入してきます。花粉の飛散量が多い時はしっかりと閉めましょう。
・布団や洗濯物を干した時はしっかりと花粉を払い落とす
布団や洗濯物を干すと花粉がくっつきます。それをそのまま取り込むと部屋に花粉の侵入を許してしまいます。布団を干したら表面を掃除機で吸い取ったり、洗濯物は一度払ってから取り込みましょう。
・空気清浄機を使用する
空気清浄機を使用する事により部屋にある花粉を取ってくれます。
これらを行う事により体内に侵入する花粉を大幅に減らすことができます。しかしそれでも花粉をすべては取り切れません。これらの事を行っても症状が改善しない場合は病院に行ったり、花粉症用の薬を服用する事をお勧めします。
花粉症はアレルギー症状であるため、一度発症してしまうとほとんどの場合症状は生涯花粉症となってしまいます。
しかし特に対策しなくても自然治癒する可能性も数%あると言われています。可能性としてはかなり低いでしょう。
そのため一度花粉症を発生してしまったらなるべく花粉を体内に取り込まないようにし、症状を悪化させないように心がけましょう。
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