どうも、零士です。
6月17日(日)に放送された「がっちりマンデー」で驚きべき自転車が紹介されていました。電動じゃないアシスト自転車の「FREE POWER(フリーパワー)」という自転車です。
番組の中では森永卓郎さんが試乗していましたが、ママチャリでは登れない坂をフリーパワーでスイスイと登る驚きの映像が流されていました。
森永さんも大絶賛していた驚きの自転車フリーパワー!電動ではないので動力は自分の脚力のみなのですが、これが普通の自転車と違い、漕ぎ出しも軽いというのです。
電動じゃないのにアシスト自転車ってどういうこと?と思う方も多いと思います。そこで今大反響中の「フリーパワー」についてまとめてみました。
FREE POWER(フリーパワー)って何?
電動ではないアシスト自転車フリーパワー。この自転車はどういう原理でアシストしているか気になりますね。
フリーパワーの仕組み
デッドゾーンとは?
ペダルの位置が上下(時計で例えると12時と6時の所)は動力が推進部へと伝わらない無の状態となります。これをデッドゾーンといいます。このデッドゾーンはエネルギー的にロスを生みます。
通常の自転車のペダルというのは時計で例えると2時~4時の辺りで最も力がかかります。ですのでこの位置でこいだ時が一番ギアに力が加わり、推進力となってタイヤが回ります。
フリーパワーの場合、漕いだことにより圧縮されたシリコーンが上下支点の位置で解放されアシスト(推進力)を生み出します。つまり本来ならデッドゾーンであるペダルの上下の部分に差し掛かった時に加速するという事です。
通常の自転車と違い、ワンテンポ遅れた感じで、アシストが働くように感じると思います。
フリーパワーは日本・台湾・中国で既に特許を取得しており、ヨーロッパ・アメリカにも特許出願中です。またすでに海外に売り出しをかけているそうです。
FREE POWER(フリーパワー)の5つのメリット
フリーパワーには普通の自転車と比べた場合、5つのメリットがあります。
1.漕ぎ出しが軽い
シリコーンがギアの回転に勢いをつけることにより漕ぎ出しが軽くなり、発信がスムーズになります。
2.膝や足首にやさしい
路面の凹凸や走行時の衝撃をシリコーンが吸収しますので膝や足首にかかる負担が顕現されます。
3.スピードを持続させる
シリコーンギアの回転をアシストし、スピードを持続します。
4.長距離、坂道に強い
踏み込む力をシリコーンが効率よく推進力に変換するため、長距離や坂道の走行に強くなります。
5.筋肉痛になりにくい
強く踏み込む際にシリコーンが筋肉疲労を緩和します。
このように普通の自転車と比べた場合、さまざまなメリットがあります。自転車で長距離を走っている方、よく使う道で坂道が多い方、向かい風の強い日などにはもってこいの自転車と言えそうです。
シリコーンの種類や耐久性は?
シリコーンは硬度が異なる「S」「M」「L」3種類が存在します。
車体のタイプや、乗る人によって乗り心地が違いますので自分に合ったシリコーンを選ぶ事が出来ます。
シリコーンの耐久性ですが通常使用の状態で3年以上となっています。
通常使用:1日8kmで月に20日間、3年間と計算(6,000km相当)
装着してから3年以降は徐々に性能が低下していきますので状態に応じてシリコーンの交換が必要となります。
またシリコーンのみ交換も可能となっています。
FREE POWER自転車に乗るためには?
フリーパワー自転車に乗るためにはフリーパワーが最初から搭載されている自転車を購入するか、もしくはフリーパワーを既存の自転車に後付けで取り付ける方法があります。
基本的にはどんな自転車にも取り付ける事ができますが、一部取り付けできないタイプもありますので注意が必要です。
取り付けできないタイプ
・チェーンカバーがフルカバータイプの自転車
・フロントギアが多段タイプの自転車
・電動アシスト自転車
・その他フレームの形状により取り付けできない物
自分の自転車が取り付け可能かどうかは専門店に確認しましょう。
FREE POWER(フリーパワー)はどこで買えるの?
フリーパワーは東京・神奈川・千葉・埼玉に店舗を持つ「サイクルオリンピック」にて買う事が出来ます。
サイクルオリンピックでフリーパワー付き自転車を買うか、または既存の自転車にフリーパワーを取り付けてもらう事が出来ます。
専門の整備士が取り付けをしているため、ギア単体での販売は行っておらず、必ずサイクルオリンピックにて取り付けをしてもらう必要があります。
また現状ですと、通信販売等もしていませんので、上記1都3県の店舗近郊の方でないと手にするのは難しいかも知れません。
販売網がもっと広がる事に期待したいですね。
FREE POWER(フリーパワー)の値段は?
サイクルオリンピックにて販売されているフリーパワー付き自転車は本体価格¥45,800(税別)となっています。
これは電動アシスト自転車と比較した場合、格段に安いと言えます。電動アシスト自転車も大分安くなってきたとはいえ、まだまだ10万円近くします。この価格であれば買いやすいという方も多いのではないでしょうか?
またギア単体を後付けで取り付ける事もできます。ギア単体を取り付ける場合はサイクルオリンピックにてフリーパワーなしの自転車を新車で購入した場合と、既存の自転車をもちこんで付ける場合で価格が違います。
また取り付けるギアは大きさや変速ギアにより変わり、「32T」、「36T」、「42T」、「48T」の4種類があり、取り付け価格が違います。
ギアの大きさ | 32T | 36T | 42T | 48T |
新車購入時 | ¥9,000+税 | ¥9,000+税 | ¥10,000+税 | ¥11,000+税 |
持ち込み時 | ¥12,000+税 | ¥12,000+税 | ¥13,000+税 | ¥14,000+税 |
※取り付け工賃・推奨チェーン・ペダル代込
フリーパワーを付けたい自転車がどのタイプになるのかはお店の方に聞いてみましょう。
最後に
個人的にこれは大変すばらしい商品だと思います。
自転車に革命を起こしたと言っても過言ではないと思います。
ものすごく気になったので試乗してきました。よければこちらもご覧ください。

じつはこの自転車は社会保険労務士である浜元さんが開発したそうです。てっきり自転車の専門家が開発したのかと思ってました。
なんでも高齢の浜元さんが1年半ほど自転車に乗る必要があり、自転車が止まる度に漕ぎ出すのがきつかったという経験から生み出されたようです。
だからといってこんなすごいものを作ってしまうとは・・・
驚きですね(*´Д`)
これは間違いなく売れると思います。ひょっとしたらいずれ全ての自転車にフリーパワーが搭載されるなんて日も来るかもしれません。
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