どうも、零士です。
今や毎日のようにニュースや新聞などで報道される振り込め詐欺。
警察やマスメディアなどさまざまな団体がものすごく注意喚起をしているのに、一向に被害者が後を絶ちません。減少するどころか更に増加しているのが現状ですね。
何故、これだけ注意喚起を促しているのに被害者が後を絶たないのでしょうか?そしてどうすれば振り込め詐欺の被害に遭わないようにできるのか?
今回は振り込め詐欺について記事にまとめてみました。
特殊詐欺(振り込め詐欺)とは?
もともとは2000年頃に多発した「オレオレ詐欺」と呼ばれる詐欺が原型。当初は高齢者に電話で「オレだよオレ」などと息子や孫を装い、信じ込ませて、お金を振り込ませるという手段の詐欺でした。
しかし手口の多様化で名称と実態が合わなくなり、2004年12月9日に警察庁により「振り込め詐欺」と名称が統一されました。
また最近では「劇場型詐欺」と呼ばれる詐欺も多くなっており、より一層の注意が必要です。
劇場型詐欺(げきじょうがたさぎ)とは複数の詐欺師がターゲットの家族、被害者、警察、弁護士、市の職員などさまざまな役割を演じる詐欺の事です。複数の人物から次々と電話がかかってくるのでターゲットが信じ込みやすくなってしまうのがこの詐欺のポイントです。
突然自分の身内などが被害に遭ったと聞かされれば、大概の人は動揺してしまい、冷静な判断がしにくくなります。そこへ警察や弁護士を名乗るものが電話をかけてくれば、信じ込みやすくなってしまうでしょう。
特殊詐欺(振り込め詐欺)の手口
現在、特殊詐欺と呼ばれる詐欺は非常に手口が巧妙化しており、先程の「劇場型詐欺」以外にも、さまざまなパターンが存在します。新たな手口が次々と生まれますので、過去に実際に起きた手口を全て知っていたとしても、安心はできません。
しかし、全く知らないよりは未然に防げる可能性もありますので、実際に使われた手口と騙されない為のポイントを紹介したいと思います。
落とし物詐欺(オレオレ詐欺)
①鉄道会社の落とし物係を名乗る者から「お宅のお子さんのカバンを習得した」と電話連絡が入る。
②その後、すぐに息子を名乗る者から「電車にカバンを落としてしまった。今日中に取引先に支払わないといけないお金(小切手)も入っているので非常に困っている。大至急お金を貸してほしい」などと連絡が入る。
③事前に鉄道会社から連絡が入っていた事もあり、信用して息子の代理を名乗る者にお金を渡してしまった。
騙されない為のポイント
相手の話だけですぐに信用せずに、家族や施設などに確認をとりましょう。相手が伝えた連絡先や住所を信用してはいけません。第3者に相談するようにしましょう。
使い込み詐欺(オレオレ詐欺)
①知らない番号から息子を名乗って電話がかかってくる。「電話番号は新しく変えた」などと言う。
②息子を名乗る者から「会社のお金を使いこんでしまった。なんとか助けて欲しい」と連絡が入る。
③レターパックなどに現金をつめ、指示通りの住所に送ってしまった。
騙されない為のポイント
急に電話番号を変えたなどの話の直後に「お金の話」がでたら、危険信号です。信用せずに直接本人にあって確認する、前の電話番号にかけて確認するなどして本当に本人なのか確認を取るようにしましょう。
還付金詐欺
①市役所の職員を名乗る者から税金の還付があるなどとの電話が来る。
②手続きは以前に送った書類があれば銀行でできるが、なければATMでしかできないと言われる。
③ATMに行き、電話で言われるがままに操作してしまい、犯人の口座に振り込んでしまった
騙されない為のポイント
還付金の払い戻しをATMで手続きする事はありません。ATMで手続きをと言われたら詐欺かもと疑ってかかりましょう。また金融機関のATMは職員に止められる恐れがあるため、コンビニなどのATMに行くよう指示されるケースもあるようです。
キャッシュカードやクレジットカードをだまし取る詐欺
①警察官を名乗る者から「あなたの口座(カード)が詐欺事件に悪用されているなどの電話が来たのちに、銀行協会から新しいカードに交換する必要があると電話が来る。
②手続きに暗証番号が必要と言われ、教えてしまう。その後銀行協会の職員を名乗る者が現れカードを渡してしまう。
③その後カードが犯人により使用され、お金を全額引き出されてしまう
騙されない為のポイント
警察官や銀経協会の職員が暗証番号を聞くことはありません。またカードが不正に利用されたとしても手続きするのに、あなたのカードが必要になることもありません。知らない人にカードを渡してはいけません。
架空請求詐欺
①有料動画サイトなどから料金未納や入会金の支払いメールなどが届く。メールには支払わなければ裁判を起こし、法的措置をとらせていただくなどの文面が記載されている。
②身に覚えがなかったが、もしかしたらあの時かもなどと思い込んでしまい、言われるがまま支払ってしまった。
騙されない為のポイント
架空請求詐欺は古くから使われているタイプの詐欺です。もしも身に覚えのない請求がきたら、すぐに振り込まず警察に相談しましょう。
騙されない様にしておくべき事
詐欺グループはさまざまな方法で、金品をだまし取ろうとしてきます。特に振り込め詐欺は主犯が捕まりづらく、犯人グループの壊滅が難しいとも言えます。
そのため、被害に遭わない様にする事が重要なのです。被害に遭いにくくするようには下記の例などを参考に未然に詐欺だと気づくことが大切です。電話でお金の話がでたら全て詐欺だと思っても問題ないでしょう。
・電話でお金の話が出たら「すべて詐欺」だと、電話機にメモをつけておく
・事前に家族間で本人だと証明する合言葉を決めておく
・電話機を常に留守番電話にしておき、怪しい電話にはでない・かけなおさない
・自動通話録音・警告メッセージ付きの電話機などに取り換える
上記はほんの一例です。相手に騙されない様にするための工夫が必要です。騙されてからではもう手遅れになってしまいますので、常日頃から危機意識を持ち、詐欺被害に遭わない様に心掛けましょう。
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