ザギトワ選手の影響で人気上昇!【忠犬ハチ公のモデル】でもある秋田犬の特徴

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どうも、零士です。
ロシアのフィギアスケート選手、アリーナ・イルナゾヴナ・ザギトワさんが金メダルのご褒美として秋田犬を欲しがっていたというのは有名な話ですね。

 

そんなザギトワ選手の影響で秋田犬の人気が急上昇しています。

 

秋田犬といえば、一時期テレビなどでもぶさかわ犬として有名になった「わさお」なども有名です。

 

わさおは確かに一見するとぶさいくに見えるような気もしますが、そこがまた可愛いという印象です。秋田犬は全体的にあんな感じの顔つきをしていますね。

 

といいますか、まじまじみるとかなりカワイイ!(^^♪

 

そんな今人気急上昇中の秋田犬について記事にまとめてみました。

 

 

秋田犬ってどんな犬?

秋田犬は天然記念物に指定されている日本犬種の中で、唯一の大型犬です。秋田犬のルーツはかつてこの地でクマなどの狩猟犬として活躍していた猟師の犬・マタギ犬でした。猟師が狩猟する際に連れて行った程、闘争本能が高く、また飼い主に対して忠実な面を持ちます。

 

もともとは中型犬でしたが江戸時代に秋田県大館地域の領主佐竹氏により始められた闘犬のため、より強く大きくなるように交配が進み、大型化しました。

 

しかし、20世紀に入ると闘犬は禁止されるようになりました。これを受けて秋田犬の存続を危うんだ愛好家たちなどにより天然記念物登録への試みが始まりました。

 

そして1931年(昭和6年)についに天然記念物の指定を受けました。

 

 

秋田犬の特徴

主な毛色:「赤」「白」「虎」の3種類

体高:オス64~71cm前後、メス58~66cm前後

体重:オス39~59kg前後、メス27~50kg前後

 

秋田犬は、肉付きが良くがっしりとした体型と長い足が特徴です。三角の立ち耳で尻尾は太くクルリと巻き尾になっています。

 

二層の被毛で覆われており、冬の寒さには強いですが、その反面暑さには弱いようです。

 

 

秋田犬の性格

秋田犬は飼い主に忠実で、賢く、よくいう事を聞きます。また家族以外の人などには警戒心が強く、番犬としても有能です。また感受性が強く、訓練機能も高く、無駄吠えも少ないです。

 

ただし、見知らぬ人やほかの犬に対して時々威圧的な態度をとる事もありますのでそのあたりの「しつけ」も必要となってきます。

 

 

忠犬ハチ公も秋田犬

1987年(昭和62年)に公開された映画「ハチ公物語」で登場するハチも秋田犬です。

 

この映画により忠犬ハチ公の存在が多くの人に知れ渡りました。亡き飼い主を約10年もの間毎日、東京・渋谷駅で帰りを待っているというエピソードは多くの人に感銘を与えました。

 

忠犬ハチ公は実在した犬で生まれは1923年(大正12年)11月10日で、亡くなったのは1935年(昭和10年)3月8日(11歳没)です。死因はフィラリアによる感染だと考えられています。

 

ハチの主人がなくなったのはハチが1歳の頃なのでそれ以後約10年間、ハチ自身が死ぬまで亡き主人の帰りを待っていたという事になります。

 

 

 

秋田犬はクマなどの狩猟犬として活躍していた

秋田犬の先祖は猟犬として飼われていたマタギ犬です。マタギ犬は猟師にとって欠かせないパートナーであり、クマにも恐れることなく立ち向かったそうです。

 

とは言ってもクマと直接戦うわけではなく、猟師に獲物の存在を知らせたり、逃げない様に吠えて足止めしたり、手負いとなった獲物の追跡などの役割を担っていました。

 

余談ですが高橋よしひろ先生が描くマンガで、「銀河-流れ星 銀」という秋田犬が主人公の作品があります。

 

こちらはさまざまな犬が登場し、「赤カブト」と呼ばれる巨熊を倒すストーリーとなっているマンガです(赤カブト編)

 

こちらのマンガでは犬たちがさまざまな必殺技を使い、クマを直接倒す内容となっていますが実際はクマと直接は戦わないです(*´Д`)

 

でも内容自体は非常に面白い作品となっています。一度読み始めると面白さのあまり止まらなくなるかもしれません。

 

 

 

秋田犬の飼い方やしつけ方

秋田犬は訓練性能が高いので子犬の頃からしっかりと「しつけ」をすることによりたくさんの事を覚えることが出来るでしょう。

 

秋田犬は大型犬に属するため、体も大きく、飼い主のいう事を聞かなくなれば手に負えなくなる存在となる可能性もあります。ですのでしつけは非常に重要で特に「噛み癖」「吠え癖」のしつけはしっかりと行う必要があります。

 

また犬にとっては欠かせない「散歩」ですが、目安としては1日2回、30分~1時間程度必要でしょう。中でもオスは体が大きく、力も強いので、散歩に行く際は犬に主導権を握られない様にしつけをすることも重要です。

 

秋田犬は抜け毛の多い犬種ですので、1週間に1度を目安にブラッシングをしてあげてください。ブラッシングを行う事により犬とのスキンシップになり、飼い主の愛情を感じ取ってくれるでしょう。

 

 

 

秋田犬のかかりやすい病気

秋田犬を飼う上でかかりやすい病気に注意してください。

 

1.皮膚病

秋田犬は生まれつき皮膚が弱く、皮膚病にかかりやすいです。皮膚病の症状としては「皮膚や被毛がベタつく」、「フケ」、「脱毛」といったものがあげられます。また無性に同じところをかきむしったりしてる場合も危険信号の一つです。

 

2.臍(さい)ヘルニア

これはいわゆる「でべそ」の事で秋田犬は先天的にかかりやすい病気です。大きくなるとリンゴ程の大きさになる事もあります。

症状としては患部が熱を持ち「嘔吐」、「腹痛」、「食欲不振」といったものがあげられます。

 

3.眼瞼内反症(がんけんないはんしょう)

これはいわゆる「逆さまつげ」の事で症状としては「目の充血」や「目ヤニ」といったものがあげられます。また重症化した場合まぶたの痙攣なども起きます。

 

4.甲状腺機能低下症(こうじょうせんきのうていかしょう)

甲状腺の機能が著しく低下する病気で、重症化すると死に至る事もある恐ろしい病気です。症状としては「体重の増加」や「散歩に行きたがらなくなる」といったものがあげられます。

 

これらの症状が見られた場合、動物病院で一度診てもらいましょう。

 

 

おわりに

秋田犬は世界的に見ても人気が高い犬種の一つです。しっかりとしつけをし、愛情をもって接すれば犬もそれに応えてくれるでしょう。もともとは寒い地方で育ってきた犬ですので暑さには非常に弱い面があります。

 

古来より外で飼われることが多かった秋田犬ですが、もしお住まいの地域が暑い地域の場合は、夏などの暑い日はエアコンを効かせた室内で飼うなどの配慮も必要となります。

 

秋田犬の特徴をしっかりと理解し、飼う際には注意を払いましょう。

 

 

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