ひょっとしたら家に誰か侵入したのかも知れないと感じた時の恐怖のエピソードです。
事の発端は私がいつも通り仕事を終え、家に帰宅した時の事でした。
私は日頃から警戒心が強く家の玄関・窓は必ず施錠しています。鍵をかけた後もしまっているか実際に玄関のドアノブを引き確認しないと落ち着かない程の心配性ぶり!
さらに私は空き巣対策として窓にセンサーアラームまでつけ、サッシの2重ロックまでする徹底ぶり。
妻からも心配しすぎと言われるほどですが防犯意識が高いことは悪いことではないと私は思っていますのであまり気にしてません。
ちなみに我が家にとりつけている窓用アラームはこちら
家に着いた際に私は必ず開ける前に一度玄関のドアノブを引き施錠されている事を確認するのが癖になっています。
しかしその日はいつもと違っていました。
いつも通り鍵を開ける前に一度玄関のドアノブを引きました。すると・・・カチャッ!
あ、あれ??開いてる!?
一瞬私は頭に??がいっぱいになり軽いパニック状態。今朝閉めたと思ったはずなのに。
まさか・・泥棒?
そう考えた私は玄関入ってすぐの所に置いてある傘差しの中から一本傘を手に取り恐る恐る家の中へ。
部屋に電気はついてなかったので電気をつけ、まずリビング部屋を見渡す。
特別変わった所はなく朝出かけた時と同じ状態に思えました。次に和室・トイレ・洗面室・浴室を見ましたが特に異常なし。
窓に付けてあるセンサーアラームもON状態になったままで窓の鍵もサッシの2重ロックもすべてかかったまま。
そして2階へ。
2回も全部屋隈なくチェックしましたがこれまた異常なし。
そして何か取られたものがないかも確認しましたが取られた形跡もなく、全くの異常なしでした。
割と分かりやすい所に現金を置いてしまっていたのですがそれも取られていませんでした。
安心したと共に私が今朝鍵をかけ忘れただけかと思い、特になにもしませんでした。その二日後、私は所用の為有休を取り会社を休んでいました。
お昼前の11時頃に家でくつろいでいた時、突然玄関のドアノブがガチャ、ガチャと軽く2度ほど引くような音がしました。
何だろうと思い、玄関の方に行ってみると玄関についているすりガラスから紫色っぽい服装の人がいるように見えました。
何事かと思い部屋の窓の方へ行くともうすでに車に乗り込んでいた様でそのまま車で去ってしまいました。
普段から家にいる時でも鍵をかけている為家の中に入られるという事はありませんでしたが平日の昼間にインターホンがあるにも関わらずそれを鳴らさずに突然ドアノブを引く行為に驚きと恐怖を感じました。
私は怖くなりインターネットで色々と調べてみました。
空き巣の中には無施錠の家を狙って犯行に及ぶ人もいるのだとか。だとすると先程のは無施錠の家を狙った空き巣だったのか?
基本私は小心者なので考えれば考えるほど怖くなり、どうしようかと考えていた所、インターホンに何か映ってないかなと思いとりあえず見てみる事に。
我が家のインターホンは録画機能付きの為チャイムを鳴らした際に相手の顔が録画されるので、インターホンは鳴っていないけどひょっとしたら何か映ってるかもと確認してみました。
まあ当然ですがなにも映ってはいませんでした。さっきのは何だったんだろうと思っているとここで一つ不自然な事に気づく。
我が家のインターホンに保存できる上限が30件でそれ以降は古いものから上書きされていくタイプなのですが画像の数が29件しかない。
数日前に確認した時は確かに30件だったはず・・・消した覚えもないし、おかしいと思い妻にも確認を取ってみたけど消してないという。
空き巣のよくある手口として住人の留守確認のためにインターホンを鳴らすというものがあります。
反応がなければ留守と判断し犯行に及ぶのだとか。
だとすると2日前の玄関の鍵がかかっていなかったのは勘違いではなく既に侵入された後で、インターホンの画像は証拠隠滅の為、犯人に消されたのか?という仮説にたどり着く。
しかし物的証拠は何もなく単なる私の想像に過ぎない。おかしいとは感じつつもきっと無意識の内に消してしまったのだろうと思い込む事にしました。
しかし翌日になっても、もやもやとした気持ちは晴れない。ここ数日で不自然な事が起きすぎている。
もしかして合鍵を誰かに作られていてそれを使って侵入されたのかも知れない・・・
意外と知らない人も多いと思いますが合鍵というのは、現物がなくても鍵に記載されている鍵番号さえ分かれば誰でも簡単に作れてしまうのです。
ここでは詳細を省きますが後日詳しく書いていきたいと思います。

合鍵を作られているのかもと思ったのは、確証は全くないのだがひょっとして鍵番号を知られたかも知れないと思う出来事があったからです。
その可能性もあるなと思った私は鍵交換をする事にしました。そしてインターネットで検索した鍵屋さんで一番信頼できそうな所にお願いする事にしました。
そして鍵屋さんが到着、ドアを見てもらったが鍵屋さんが驚きの発言をしました。
「このドアの鍵(ダブルロック)を同じタイプの別の鍵に交換すると13万円ですね~」
ファッ!?「1、13万円?」
思わず聞き返してしまい、ボッタくりなのかと疑ってしまった。
どうも詳しく聞くと既存で付いている鍵はウェーブキーと言ってディンプルキー並みにピッキングに強くかなり防犯性の高い鍵が付いているという事でした。
とは言え13万円なんて無理無理!防犯性能高めでもっと安い鍵ないですかと聞いた所、「鍵を一か所だけディンプルキーに変更してはいかがでしょうか?」と提案されました。
ディンプルキーならピッキングにも強く価格も1か所なら4万3千円だと言う。
それでも高いな~と思ったが背に腹は代えられない為お願いする事にしました。
ちなみに我が家の玄関はダブルロックの他にスマートキーが付いているのだが鍵を1カ所だけ変えたとしてもスマートキーの動作自体にはなんら問題はないという事だったので鍵自体は2種類になってしまうがスマートキーを使う分には今までと変わりないという事。
何はともあれこれで一安心。そして迎えた次の日、いつも通り仕事を終え帰宅すると一件の不在通知が入っていました。
そこには私服をきた男性が横向きで映っていたのです。
その男性の背後にはこちら(私の家のモニター)を眺めるもう一人の男性が映っており、すぐ近くに車らしきものも見えました。
スーツや作業着でない時点で営業や工事関係の人には見えないし、もちろん知り合いでもない。
なんて言うか超怪しい・・・。
時刻を確認すると午前11時でした。
警視庁の統計によると空き巣が最も多い時間というのが午前11時頃となっている。さらには先日の突然のドアガチャも11時頃。
ドンピシャじゃないですか・・・これもう空き巣狙いだよね?
さすがに危険を感じた私はすぐに警察に連絡をしました。しばらくしてお巡りさんがインターホンの画像を確認しに来てくれました。
とりあえずその時間帯にパトロールをする様にしますとの事。
まあ実害があったわけではないし、その程度の対応だと言うのは想定の範囲内であったが念のため警察に連絡を入れて置きました。
ここまで不審な事が起きたので自分的には鍵を変えたのは正解だったなと思う(出費は大きかったけど)
まあ全部私の思い込み・勘違いでここまで心配する必要なかった可能性も大きいが、鍵交換しなかった為に空き巣に入られてしまったという状況になるのだけは避けたかった。
結局は本当に侵入されたのかどうかも定かではなかったのだが空き巣の被害に実際に遭う恐怖を感じる出来事でありました。
コメント